今回はストレスを感じたときにでる、ストレスホルモンがからだ、そして心臓にどれだけ、影響を与えるのかという事について書いてみます。
最近、車に乗る時や、ストレスを感じたときに、胸が苦しくなる、
バクバクくする、動悸がする、キューっとなるという事を良くお聞きします。
当の私も経験はあります。
これは気質や脳のつくりの問題、神経的な問題も考えられると感じています。
遺伝も然りですね。
まず、私たちがストレス!だ!と感じると、アドレナリンというホルモンを出して対処します。
この時、交感神経が刺激されてアドレナリンが増加してる状態です。
アドレナリンは、心臓に対して心拍数、や心臓の収縮力を増加して心臓に負荷をかけます。
また、心臓に栄養を与える血管の、冠動脈にある交感神経のスイッチを刺激して、冠動脈の収縮をおこすともいわれています。
そうなると、血管が縮むわけですから、血液が心臓に行きわたらなくなり、酸欠や栄養不足をおこしてしまいます。
また、交感神経を刺激することによって、血液がドロドロに凝固しやすくなります。
⇓これは・・
狩猟時代、私たちの祖先は生きるために狩りをしていました。
そこで、ケガをしたときに、たくさんの血が流血しないように、血をドロドロにさせて最悪の事態を免れる為だそうです。
また、交感神経は血圧、血糖値もあげます。
ストレスを感じるときは、
臨戦態勢なわけです💦
そしてこの、アドレナリンは、
今、目の前のストレスに対応する分のエネルギーを確保せよ!!
と指令をだしていることになり、
エネルギー源であるブドウ糖を確保するために血中の血糖値をあげます。
その糖は主に、肝臓や太ももから供給しますが、
それでも供給が追い付かないと、脂質やたんぱく質をエネルギーとします。
つまり体は脂質、タンパク質でできていますから、からだのあちこちを壊してエネルギーを確保します。
ストレスと感じてからのながれはこうです。
ストレスを感じ、ストレスに見舞われ、
アドレナリンをだしたよ!
でも、肝臓や筋肉に貯蔵されている糖だけでは足りないよ!!
ストレスが長期に慢性化した場合ですね。
その場合、
副腎からコルチゾールというホルモンを出して、
エネルギー材料を確保するので、
からだのたんぱく質、脂質を溶かします!!
と。
からだのタンパク質、脂質を削いでエネルギーとしていくのです。
ストレスでからだが削がれている理由はこうです。
私たちは、ただでさえ毎日普通に生きていくだけでも、エネルギーを使います。
それにストレスがかかるとなると、
ストレスに対処するエネルギーも必要になるという事です!
毎日摂っているものを 見直してみたり、偏って取っているものがないか、みてみましょう。
ご自身が何を欲しているか、1番の理解者はご自身です。
何を食べたいと思う傾向にあるかな。
と!観察も大切です。
養生相談でもお話しさせてもらっています。