ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

ストレスホルモンがにからだにかける負担とは?

今回はストレスを感じたときにでる、ストレスホルモンがからだ、そして心臓にどれだけ、影響を与えるのかという事について書いてみます。

 

最近、車に乗る時や、ストレスを感じたときに、胸が苦しくなる、

バクバクくする、動悸がする、キューっとなるという事を良くお聞きします。

当の私も経験はあります。

 

 

 

これは気質や脳のつくりの問題、神経的な問題も考えられると感じています。

遺伝も然りですね。

 

 

 

 

まず、私たちがストレス!だ!と感じると、アドレナリンというホルモンを出して対処します。

この時、交感神経が刺激されてアドレナリンが増加してる状態です。

アドレナリンは、心臓に対して心拍数、や心臓の収縮力を増加して心臓に負荷をかけます。

 

f:id:Holistickkoubou:20221122110756j:image

 

 

また、心臓に栄養を与える血管の、冠動脈にある交感神経のスイッチを刺激して、冠動脈の収縮をおこすともいわれています。

そうなると、血管が縮むわけですから、血液が心臓に行きわたらなくなり、酸欠や栄養不足をおこしてしまいます。

 

f:id:Holistickkoubou:20221122110706j:image

 

また、交感神経を刺激することによって、血液がドロドロに凝固しやすくなります。

⇓これは・・

狩猟時代、私たちの祖先は生きるために狩りをしていました。

 

そこで、ケガをしたときに、たくさんの血が流血しないように、血をドロドロにさせて最悪の事態を免れる為だそうです。

f:id:Holistickkoubou:20221122110914j:image

 

 

 

また、交感神経は血圧、血糖値もあげます。

 

ストレスを感じるときは、

臨戦態勢なわけです💦

 

f:id:Holistickkoubou:20221122110931j:image

 

 

そしてこの、アドレナリンは、

今、目の前のストレスに対応する分のエネルギーを確保せよ!!

 

と指令をだしていることになり、

エネルギー源であるブドウ糖を確保するために血中の血糖値をあげます。

 

f:id:Holistickkoubou:20221122111421j:image

 

その糖は主に、肝臓や太ももから供給しますが、

 

f:id:Holistickkoubou:20221122111458j:image

それでも供給が追い付かないと、脂質やたんぱく質をエネルギーとします。

 

 

つまり体は脂質、タンパク質でできていますから、からだのあちこちを壊してエネルギーを確保します。

 

 

ストレスと感じてからのながれはこうです。

 

ストレスを感じ、ストレスに見舞われ、

アドレナリンをだしたよ!

 

でも、肝臓や筋肉に貯蔵されている糖だけでは足りないよ!!

 

 

ストレスが長期に慢性化した場合ですね。

その場合、

副腎からコルチゾールというホルモンを出して、

エネルギー材料を確保するので、

からだのたんぱく質、脂質を溶かします!!

 

と。

 

からだのタンパク質、脂質を削いでエネルギーとしていくのです。

ストレスでからだが削がれている理由はこうです。

f:id:Holistickkoubou:20221122111253p:image

 

私たちは、ただでさえ毎日普通に生きていくだけでも、エネルギーを使います。

それにストレスがかかるとなると、

ストレスに対処するエネルギーも必要になるという事です!

 

 

毎日摂っているものを 見直してみたり、偏って取っているものがないか、みてみましょう。

 

ご自身が何を欲しているか、1番の理解者はご自身です。

 

何を食べたいと思う傾向にあるかな。

と!観察も大切です。

 

養生相談でもお話しさせてもらっています。