今回は腸の粘膜の弱りや炎症からくる、病態や症状について書いてみます。
リーキーガットという言葉がかなり浸透してきましたね。
リーキーガット症候群とは
腸漏れという意味で、 超粘膜が劣化(弱く、ボロボロになる)、穴(隙間)が空いてしまい、そこから毒素や未消化物、ウイルス、アレルゲンなどが超粘膜から漏れてきます。
本来は、未消化物、アレルゲン、毒素、ウイルス、未消化物などは超粘膜の細胞同士がぎゅっとくっついているので、穴はなく腸から血液中に入ってこないように、ガードしています。
しかし、リーキーガットで粘膜の細胞同士の結合が弱ると、穴が開きアレルゲン、毒素、未消化物などが穴を通して血液に入り全身に拡散されてしまい、免疫細胞がそれらを異物と認識して攻撃してしまいます。
その結果、慢性炎症、アレルギー反応などが起こりやすくなり、様々な症状や病気の原因となります。
リーキーガットによって引き起こされやすい症状は、
喘息、慢性疲労症候群、肝機能障害、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患、うつ病、過敏性腸症候群などがあります。
リーキーガットの原因は?
〇防腐剤、漂白剤、乳化剤など殺菌成分、界面活性作用を含む食品
〇慢性的なストレスや不規則な生活、睡眠不足、運動不足
などがあげられます。
それから・・・
SIBO(シーボ)という症状
ですが、
SIBOは小腸内細菌増殖症と言います。
つまりは、小腸の中で細菌が爆発的に増えてしまっている状態ということです。
本来ならば大腸にあるバクテリアが小腸にはいってきて、そこで増殖してしまい、大量のガスが発生して、下痢や頑固な便秘、腹痛、おなら、お腹が張る、お腹がゴロゴロする・・・などの違和感が起こってしまいます。
ちょっとしか食べていないのに、お腹が張る・・・というかたは、SIBOを疑ってみてください。
こちらの江田先生の著書に詳しく書かれています。
SIBOの改善法も書かれております。
SIBOを持っている方は過敏性腸症候群も伏せ持っていることが多いとされています。
SIBOの対策としては、なにより睡眠不足にならないことや、
お腹が張りやすいオリゴ糖などを控える、
脂分を控える、大豆を控える、4時間は空腹の時間をつくる、
ストレスをためない、乳酸菌類を多くとり過ぎない・・
そして、SIBOに良いベルベリンの入った漢方薬もあります。
また、詳しく書いてみます。
腸にお悩みの方へ
江田先生の本がわかりやすくお勧めです。
今日もお読みいただきありがとうございました🌸