ラクトフェリンとは
お母さんの初乳に多く含まれている多機能タンパク質です。
母乳、涙、唾液、血液などに含まれているタンパク質です。
特に、母乳に多く含まれており、赤ちゃんを外敵から守り、健やかな成長を助ける成分です。
ラクトフェリンのはたらき
- 免疫を調整する・・腸内細菌のバランスをとります。ビフィズス菌を増やします。NK細胞などの免疫細胞を元気にします。
- 腸管免疫を元気にします・・・IgA産生を促進して免疫を高めます。
- 過剰な炎症を抑えます・・・炎症を引き起こす物質(サイトカイン)を抑えてくれる。
- 脂肪の合成を抑えて、分解を助ける
- ストレスを和らげる・・多幸感ホルモンを増やしてくれます
- 痛みの緩和・・・ストレスホルモンの抑制をし、大脳皮質への疼痛刺激反応を鈍らせます
- 骨を元気に、強くする
- 子宮環境をよくする
- 貧血・・・腸内の鉄分とくっつき、そのまま体内に取り込まれて、必要な鉄分を補充できます。
- からだの酸化を防ぐ(抗酸化作用)・・・余分な鉄をキャッチして、からだの酸化を防ぎます。
ラクトフェリンは多岐にわたって、からだによい影響をもたらしてくれます。
女性にうれしいラクトフェリン
ラクトフェリンはほかにも、こんなかたにお勧めです
- 自己免疫疾患・・シェーグレン、リウマチ、潰瘍性大腸炎など
- アレルギー・・アレルギー性鼻炎、花粉症、アトピーなど
- 脳、自律神経・・・更年期の自律神経トラブル、うつ症状、睡眠の質の改善
- ストレス緩和
- 口腔トラブル・・・ドライマウス、歯周病、口臭
- 痛み
- 骨代謝・・・更年期以降の骨粗鬆症の予防
- 腸・・・腸内環境改善
- 妊活のための子宮細菌叢を整えます
- その他・・・新生血管の抑制、鉄欠乏性貧血、しみ、シワ、病院の治療の副作用緩和など
ラクトフェリンは穏やかな作用で、からだの機能を整えてくれます。
まれに、牛乳アレルギーなどで合わない方もおられますが、副作用はほぼ少ないとされています。
お子様から、老若男女問わずどなたでもお勧めできるのがラクトフェリンです。
ラクトフェリンは熱に弱い
牛乳にも含まれているとのことですが、ラクトフェリンは熱に弱いため、市販の牛乳は高温殺菌されると目、ほとんど含まれていないとのことです。
さらに、ラクトフェリンをそのまま摂ったとしても、大人では強力な胃酸でラクトフェリンが分解されてしまい、小腸では吸収されないので、思ったほど効果が出ないとのことです。
効果を実感されるのであれば、腸まで届くラクトフェリンを摂取されるのがとても望ましいとされています。
お読みいただきありがとうございました。