ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

【五臓】肝 -自律神経と血にかかわりが深い

 

 

五臓についてまとめてみます。

肝は西洋医学の臓器でいう肝臓や自律神経の働きも含まれる臓器です。血液を貯えたり,血液の汚れを取ったり、気の流れを整えたりします。

情緒の安定に関係が深く、ストレスに弱い臓器になります。

 

 

 

肝とは、西洋医学の肝臓のことを指したり、血を貯蔵して(養血)や血を全身に巡らせたり、解毒したりする働き(浄血)をします。気血の流れ、情緒の安定に関与し、ストレスに弱い臓器になります。肝は自律神経の機能を調節するところちょもいえます。

 

 



肝の働きは、主に2つ

①気や血を巡らせている(疏泄を主る)

 

(気の巡り、自律神経系に関与します。)ホルモンバランスにも大きく関係してくる臓器といえます。女性は癒してほしい臓器になります。

 

気の巡り・・という言葉を耳にすると思いますが、その働きを主に肝が担っています。

気の巡りが滞る原因の臓器として肝の働きが落ちていることが考えられます。現代でいう自律神経の乱れと同じような意味合いを持ちます。

 

胃腸の働きや胆汁の分泌にも関わっているので、ストレスがかかり肝の働きが乱れると胃腸にも影響し、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、過食、ゲップやガスが溜まりやすいなどの症状が現れやすくなります。

 

 

 

 

 

 

②血液をためておくところ

血液を貯蔵する働きもあります。肝の働きが弱まると、血液も溜めておけなくなり、貧血、気力がわかない、元気が出ない、血色がわるい・・などと不調が出始めます。

血液はタンパク質も含むので、爪、髪の毛、皮膚などにも影響が出やすいところです。

 

 

 

■肝とかかわりの深い感情

怒り

気血が上に逆流すること

 

 

■肝とかかわりの深い臓器

筋肉、爪、目、胆のう

 

 

特に目に肝の機能が反映している場合が多くあります。黄疸・・もその一つですね。

充血も心や肝の働きがお疲れの様子を指します。

肝のトラブルがあるときは、目や筋肉、胆のうのトラブル、感情の怒り、イライラ多くなります。

 

肝のトラブルは「目」「筋肉」「爪」に状態が反映されやすく、これらの状態や色艶などの様子で肝の状態を知ることができます。

肝の血がうまく貯蔵されず、全に送り届かないと、筋肉のつりや、爪がかける、目が渇く・・。などの症状が出やすくなります。

 

 

 

 

 

■肝の血が不足して元気のない状態

首、肩の筋肉がこる、神経質になりやすい、無気力、鬱傾向、貧血傾向、やる気がない、目のトラブル、月経量が少ない爪割れ、抜け毛が多い、月経トラブル

顔が青白い、爪割れ、かすみ目、目の疲れ、無気力、うつ症状、貧血気味、のどの詰まり、めまい、まぶしい、不眠など

 

 

 

■肝の働きが過剰な場合

イライラ、怒りやすい、火照りのぼせ、上半身があつい、頭痛、めまい、耳鳴り、月経過多、目の充血、不眠、あくむを見る、舌が真っ赤、頬が紅潮

 

血管が浮き出ている、眉間にしわがある、食欲旺盛、イライラ怒りっぽい、肩こり、月経前に胸がはる、目の充血、筋肉の痛み、筋肉がひきつる、こわばる、けいれん、不眠、便秘、過敏性腸症候群など

 

 

■肝の働きが乱れている場合

春に調子が悪くなりやすい、自律神経失調傾向、ストレスに弱い、ガスやゲップが良く出る、月経トラブル、便ピ、下痢、不眠、不安症、ため息、胸が張るPMS症状、月経痛、喉つまりなど

 

 

■肝臓の食養生

肝の働き過ぎ、気の乱れがあるタイプに

肝の巡りをよくする、解毒デトックス作用のある食材・栄養

セロリ、春菊、 紫蘇、 ニラ、 ミョウガ、にんにく、三つ葉、 

薄荷(ミント)、柑橘類(ゆず、レモン、みかんなど)、 菊花、 

菜の花、 マリアアザミ、 田七人参、 ウコン、 タンポポ茶 など

 

 

デトックスにはプチ断食はおすすめ

(症状のある方は、緩くやってみましょう)

朝食だけお味噌や甘酒で過ごしてみる。肝臓や胃腸を休ませ、体内のお掃除効果があります。また身体に溜まっている、有害金属、有害ミネラル、老廃物の排泄もサポートします。

 

肝の血の不足タイプに

気血を補い、自律神経の働きを良くする食材・栄養

タコ、 イカ、 牡蠣、 カレー、 お肉、 お魚全般、 たまご(卵黄)  貝類、 牡蠣、 お肉、お魚全般、 たまご(卵黄)  貝類、 牡蠣、なまこ、なつめ、

かぼちゃ、にんじん、 デーツ、 クコの実、 アミノ酸 、ビタミンB群、亜鉛、 セレン、 マグネシウム など

 

 

 

肝の働き過ぎ、肝の気の乱れのあるタイプに

鎮静、睡眠を促す情緒を安定させるもの

 

緑茶 、百合根、 蓮の実、 金針菜、 オレンジや柑橘系のアロマ、コーヒーの香り、心地よい香りなど

 

 

■酸味は肝を養う

(酸味にはキュッと引き締め、体液や血液、汗などが余分に出ないように引き締める効果があります。例、下痢の時の梅干しなど)・・これらは血液をアルカリ側にもっていき、炎症体質から遠ざけてくれます。

お酢、 梅干し、 イチゴ、 レモン、 柑橘類、 ローズヒップなど

 

 

 

 

■肝、肝臓を労わるということ

リラックスすることが、肝の養生の一つにもなります。肝は解放、リラックスされると、とてものびのびします♪ そして、胃腸の調子を整えて、よい血を増やすことにも繋がります。

 

自然界はうまく出来ておりその季節に合った食物が旬を迎えます。また五感を大切にしてください。 

「美味しく食べられるもの」

 

その食物があなたの体が必要としているものである事が多いのです。

しかしながら、苦みや辛みを感じる食材も身体の毒だしの一役をかってくれているので、たまにはデトックスの意味合いでこのような味のものをとることはおすすめです。

ご自身の味覚、体感、直感を活かして養生をしてみられてください。

養生も苦にならないように、情報の一つとしてご自身の合うものを選んでください。

 

 

 

東洋で考える肝は自律神経や血液を表しており、西洋の生化学でいう肝臓は同じく血液を作ったり、貯蔵したり、老廃物などのデトックスの臓器です。

 

マドモアゼル愛先生の健康占星術に見る肝臓の重要性と肝臓の健康法の動画を張っております。物質的に漢方薬や栄養も大切ですが・・・

もっと目に見えない大切なことを言われています。

 

いくら忙しくてもストレスを抱えていても、ゆったり、のびのびと過ごせば(仕事に取り組めば)肝臓は痛まない・・・、木星の栄養はゆったり、のびのび、楽しむこと発展的に、人類愛をもつこと。義務はお隣の星座の土星です

と動画中にいわれています。

 

東洋の肝もおなじくのびのびとゆったり構えていることで肝が健やかに働きやすくなります。

 

現代社会はストレス、環境ホルモン、人口添加物、環境汚染、重金属の問題、電磁波の問題、栄養素の問題などで人や動物の肝臓は痛んでいます。

 

実は体調不良の原因に肝臓にトラブルを抱えていることもあります。

肝を今一度、労わってみられてください。


www.youtube.com

https://youtu.be/VllUhVhXACA?feature=shared

 

 

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