ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

【気血水】気の不調② 気滞

 

 

 

今回は、気のトラブル、不調の一つで、

気滞(きたい)の状態があります。

コチラについてかいてみます。

 

気滞(きたいとは

気滞とは、字のごとく気の流れが滞っている状態です。

 

気ってなあに?は、↓こちらをご参考までに。

holistickkoubou.hatenablog.com

 

 

気とは目に見えないけれど、生命エネルギーで、

からだの活動、身体を動かしたり、生命を維持したり、

回復力、治癒力、睡眠などにかかわっています。

 

 

 

現代医療では、気を自律神経系に置き換えて考えられてもいます。

つまり、気の巡りが滞ると自律神経系も乱れている状態です。

 

 

 

気滞のチェック

以下の症状に、当てはまることがありますか?

▢イライラしやすい

▢鬱っぽい

▢自律神経の乱れ

▢おなかが張りやすい

▢月経不順

▢PMSが酷い

▢げっぷがよくでる

▢便秘と下痢の繰り返し

▢のどのに痞える感じが続く

▢食欲にむらがある

▢頭痛

▢緊張しやすい

 

 

数が多いほど、気滞の傾向がつよい状態です。

 

 

 

気滞の症状

情緒不安定、自律神経失調症、頭痛、げっぷ、おならが多い、

便秘や下痢を繰り返す、生理前に胸が張る、基礎体温がガタガタ、食欲のムラがある、イライラする、肌荒れが酷い、胃腸の不調があり乱れやすいなどの症状があります。

 

 

 

 

気滞のケア

胃腸が弱い人、脾胃虚弱な人は特に胃腸不調や働きが乱れやすいので、ストレス発散で食に走ったりするのは注意です。

 

 

暴飲暴食に気を付けながら、過ごしてみることや、そうなってしまった場合は、胃腸のケアを心がける。

消化に良いものや小食、プチ断食(糖分は摂りましょう)胃腸を温めたり、栄養を送ってあげたりしましょう。

 

ストレスによって気滞となることが多いので、ストレスの発散をこまめにします。

芳香性の食べ物や、ハーブは気の巡りをよくし、胃腸にも良い働きをしてくれます。

お好きな香りの物をチョイスしてください。

 

コリアンダー、やパセリ、セロリ、三つ葉、バジル、タイム、パクチーミョウガ

生姜、クローブ、カルダモン、ナツメグ、サンショウ、クミン、コショウなど

沢山ありますね。

 

また、アロマオイルもとてもお勧めです。

0.2秒で脳に届くので実感も早く得られます。

これもお好きな香りをチョイスしてください。

 

嫌いな香りは、かえってストレスを大きくしてしまいますので、無理してまで使わないようにしましょう。

 

オレンジやミント、レモン、グレープフルーツ、ライム、ユーカリ、ラベンダーなどこの辺りが好まれるようです。

 

こちらにまとめてみました

 

 

漢方薬においても、芳香性のある生薬配合のものがお勧めです。

こちらも、証に合った漢方薬をみつけてみましょう。

証にあっていると、何となく美味しい、飲みやすいと感じます

 

 

気滞によく使われるのは、加味逍遙散、逍遥散、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、

抑肝散加芍薬黄連、柴胡桂枝乾姜湯、女神散、四逆散・・・

ほかにもいろいろあります。

気剤という種類の漢方薬を使っていきます。

 

 

胃腸に不調がある人は、ここからしっかり立て直しが必要な場合があります。

 

 

 

 

お読みくださりありがとうございました。