ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

更年期・プレ更年期の不調 ~エストロゲンは減っているの??~

更年期はホルモンバランスの揺らぎの世代です。更年期とは生理がとまる前後10年間のことをいい、調整する時期だといわれています。

 

現れやすい更年期の症状



症状ので方も様々です。特に自身の身の回りで相談の多いものや、自身が経験したことのある症状を書いてみたいと思います。

 

ほてり、ホットフラッシュ

倦怠感

不安神経症

動悸

耳鳴り

頭痛

不眠

寝汗

月経量の増量

月経前の不調

気うつ

不安感

湿疹、蕁麻疹

胸の締め付け、胸痛    など

 

人によって出方は様々で、やはりご自身の弱いところ、よく酷使しているところにでてきます。弱い部分は血流がうまく行き届かない所であったり、普段使えていない場所でもあると思います。遺伝的に弱い場所でもあるかと思います。

 

なぜ更年期、プレ更年期世代はこのような不定愁訴がでるのでしょう?

それはやはり加齢とともに代謝が落ちるのと、女性ホルモンのアンバランスにあことです。もちろん、この世代になってくると次世代を産む余力がなくなってくる(代謝がおちる、卵巣機能の低下など)ので、性ホルモンは減ってはいきます

 

しかし女性ホルモン2つあるうちエストロゲンという女性らしい体つきを作るホルモンなのですが、現代の女性は相対的に余っている状態なのです

もう一つのプロゲステロンというホルモンに比べて、エストロゲンの量が多くなっている状態です。血液検査でいは以上ない方も、実は血液の中では正常でも身体の組織の中でエストロゲンが増えている可能性もあります。

現に・・・中年太りってからだに脂肪が付いて行っていますよね?

エストロゲンの材料は脂肪(コレステロールなのですから・・

 

現代では、身の回りに油性でてきているものが多くあります。例えば・・・

環境ホルモンであるプラスチック、医薬品、化学繊維、殺虫剤、農薬、洗剤、香水、遺伝子組み換え食品など・・

 

そしてお食事からも油がしっかり入っていきます。調理油、加工食品にはほぼ植物油脂

不飽和脂肪酸が入っていきます。よほど気を付けている人以外、普通に暮らしていると実に多くの油が体内に入ってきています。

 

エストロゲンは通常は代謝されて体外へ排出されていくのですが、この年代のかたやもともと代謝が低い方は代謝が追い付かずに体に溜まっていっているのが現状です。

 

そして体内に溜まったエストロゲンは、そのかたの体内や内臓の事情によってはからだに炎症を引き起こしてしまいます。

エストロゲンが原因だと言われている疾患には、

アトピー性皮膚炎、

アレルギー性鼻炎

関節リウマチ、

アルツハイマー

膠原病

がんなど・・

 

があげあられています。

シミ(肝斑)もそうですね。

 

更年期の不定愁訴エストロゲンが絡んでいることがほとんどあります。ホットフラッシュなんかもその一つです。

 

この世代では、エストロゲンをいかに増やさないかそして、代謝させて外に出させるか、またはプロゲステロンを元気に分泌してあげられるかということになってきます。

 

まずは、エストロゲン作用のあるものを入れないことが大切。例えば、発酵していない大豆製品やプラスチック、植物性油脂などです。

そして代謝を落とさない、代謝をあげていくということが大切になります。

この具体的なコツは予約のご相談でしっかりお話させていただきます。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 


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相談しづらい女性の痔や肛門のお悩み

こんにちは、今回はちょっと人に言いづらい肛門や痔の悩みについて書いてみます。

 

女性は特に、便秘や出産などで痔疾患や肛門の不快感を感じられていると思います。婦人科に肛門科が併設されていると生きやすいのですが・・・そうでない場合・・・なかなか相談しづらいと思います。そんな方への記事になっております。

 

最初にかいておきますが、痔は軽い運動で結構です、からだを動かしてあげること、血流をあげてあげること、たんぱく質や糖質をしっかりとること、良く寝ること!など養生をしてあげるとよいのです!

 

 

 

痔の原因

医学的には肛門鵜やすぐ上の続く静脈が腫れてしまい、一種の静脈瘤となった状態をいいます。長時間立ち仕事、座りっぱなしの人に良く見られます。そのほかにも、肝臓の経絡と関係しているのでお酒の飲みすぎ、ストレス、過労、睡眠不足など肝臓の酷使によって痔になり、悪化しやすいです。

 

 

痔の種類

 

いぼ痔(痔核)

いぼ痔のいぼは、血管の腫れ、血栓が表に現れた状態です。便通時の出血を恐れて便意を我慢するとだんだん便が硬くなり、便秘になりますます肛門に負担をかけてしまいます。

 

 

切れ痔

肛門のサイズより大きな便がでると肛門に裂傷がおこります。細菌が多い場所のため、不衛生にしていると二次感染を起こしてしまいます。排便後に出血が続いたり、ひりひり傷んだりします。

 

脱肛

筋肉の弱りや冷えによって肛門の下垂直がおこります。

 

 

肛門のかぶれ

腸内のガス、おならによってぶれてしまうこともあります。腸内の環境がわるければおならの質も悪くなります。細菌感染、真菌の感染によるもの。

 

肛門疝痛

夜間などに肛門が引き締まる感じ、突き上げる感じで痛みが出ること。

 

 

 

痔の対処と予防法

痔には動脈血のながれがなく、筋力の弱りや運動不足、同じ姿勢でおこりやすくなります。肛門の近くに骨がないので、すこしでも筋力が弱ると血流が悪くなりやすくなります。

血液を循環させるための筋力をつけることやしっかり栄養を摂ることも大切です。

そして、冷やさないこと

もちろん便通をよくすることも大切で、日ごろから腸内環境に気を付けてみましょう。また、排便後など肛門周辺をいつも清潔にきれいに保つことも大切です。そして、血圧が高い傾向のかた、いつも焦り、イライラしやすい方は血管が縮こまり、血流が悪くなりがちです。メンタルや血管力を整えていきましょう。

清潔にするためのアイテムも選んでみよう!!!



 

痔の養生

対処法でも書きましたが、簡単にまとめてみますね。

  • おしり周辺、骨盤周辺を冷やさないこと
  • 歩くことを取り入れてみること
  • 座りっぱなし、立ちっぱなしを極力避けること
  • 便秘を改善させること(腸内環境もよくしよう)
  • 普段から血圧が高めのかたはゆったり、血管をリラックスさせよう
  • 緊張や気質的に筋肉がキューっとなりやすい、痙攣をおこしやすい人は筋肉のリラックス、呼吸、脱力を意識してみよう

 

漢方薬だと

などを使っていきます。

 

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

上咽頭炎に悩んでおられる方に  日常に取り入れられる自然療法

こんにちは。今回は上咽頭が弱い方へ向けた記事です。



感染症にかかると、後遺症として何かしらの症状が残る方もおられると思います。これは見方を変えると、いつまでも体のなかに炎症対象の老廃物や処理しなければならない毒素などが残っており、これらを処理するために炎症が長引いている可能性があると考えられます。

これが後遺症となっている方もおられるのではないでしょうか。治りが遅いんです。。と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが・・

 

その後遺症の中でも上咽頭にいつまでも炎症が残ってしまっている方や、日ごろから慢性的に上咽頭炎を繰り返している方に向けて書いてみたいと思います。

 

 

咽頭とは、鼻の一番奥の壁になります。喉の上あたりですね。

上咽頭の位置

 

慢性上咽頭炎のBスポット治療(後鼻漏・痰)|木戸みみ・はな・のどクリニック|神戸市東灘区の耳鼻咽喉科

こちらの記事より画像をお借りしております。

 

 

咽頭が全身に起こす症状

ここがいつまでも炎症を繰り返し、なかなか治らない症状が慢性上咽頭炎です。

この慢性上咽頭炎によって全身に様々な症状を引き起こしてしまいます。例えば、鼻とのどの痛み、乾燥、後鼻漏、鼻とのどの間に痰がこびりつく、咳払い、声が出にくい、首こり、肩こり、頭痛、ほほ骨、耳の下の痛み、耳の詰まった感じ・など。

 

また、咽頭の炎症を抑えるために、リンパ球などから産生された炎症物質サイトカインが血管、リンパ管を通じて腎臓、関節皮膚などに運ばれ、腎炎、関節炎、皮膚炎などを引き起こすことも考えられています。

 

さらに上咽頭の位置が自律神経層の近くになるため、自律神経の乱れを誘発するとも考えられています。倦怠感、めまい、過敏性腸症候群、不眠、動悸、むずむず足症候群などの症状です。

 

 

咽頭の治りづらさには、首コリ、肩こりも影響

咽頭炎の治りずらさには、首こりや肩こりが関係していると指摘されている治療院の先生もおられます。首や肩の凝りがある状態では、首周りの血液がうっ血し、新鮮な血液が幹部に届きにくくなり、細胞の新陳代謝が遅くなり治りも遅くなってしまいます。


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心当たりのある方は、緩めていってみましょう。

 

 

咽頭の自然療法的ケア

病院での上咽頭炎の治療は、Tスポット療法という治療法もありますが、こちらでは上咽頭のケアに鼻うがいやアロマ吸入、漢方薬、予防体操などをご紹介してみます。

 

まずは、言わずと知れた鼻うがい!鼻うがいのキットもあるので簡単に行えます。また、自宅でも生理食塩水はつくれます

  1. 適量の水道水を沸騰させ、人肌の温度(36~38℃)まで冷ます(鼻うがいでは、雑菌を除去するため、沸騰させて冷ましたぬるま湯を使う。)
  2. 500ccの水なら4.5gの食塩を使い、体液と浸透圧が同じになるように作るのが基本。

という感じです。

 

次に漢方薬です。漢方薬は上咽頭炎にというより、それによって引き起こされた諸症状を改善するために選んでいきます。たとえば、後鼻漏が辛い方は後鼻漏に適した漢方薬や、胃腸炎がある方は、胃腸機能を元気にする漢方薬逆流性食道炎が引き起こされている方は、その対策・・・という具合です。

もちろん、咽頭の炎症によい漢方薬もありますよ!毎日服用できる炎症を鎮火する漢方薬です。

 

 

お次はアロマです。アロマは直接塗るとか飲むとかは致しません。

アロマの蒸気を鼻から吸って患部に染みわたらせます。使うアロマは医療グレードの100%ピュアアロマオイルを推奨いたします。

熱湯を入れたマグカップに、アロマオイルを垂らしてその蒸気を鼻から吸い上げます

この時に使うアロマの種類は、ユーカリティーツリーなどをおすすめいたします。

人によって、良い香りとかんじるアロマの種類は違いますので試してみる必要はあるでしょう。

 

 

そして予防でも必要です!あいうべ体操

こちらの福岡のみらいクリニックの院長先生は上咽頭炎の専門医でいらっしゃいます。


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ご参考になれば幸いです。

今日もお読みくださりありがとうございます。

 

便秘の養生あれこれ☆保存版

☆彡前回記事に便秘の原因も書いております。

holistickkoubou.hatenablog.com

 

今回はその解決策のあれこれを書いてみます。

 

便はからだの大きな便りと言われ、便はからだの情報や状態を確認することかできます。便秘は、その情報(便り)を秘めている、溜めている状態ということになるので、潜在意識的に考えると‥過去への執着、過去へのしがらみ、囚われ、手放したくないなど・・・があると言われています。ですので溜め癖があったり、どこかおケチな精神・・・勿体ない精神とか・・・ある可能性も。

恐怖や緊張など感じて外に出すことを恐れていることもあります。チャクラ的には下部のチャクラ、1,2、3チャクラあたりがエネルギーdownしているかなと思われますね。

 

 

 

便秘の養生

  お水、マグネシウムなどミネラルを摂っていますか?

マグネシウムはマイルドな便秘薬として使われています。マグネシウムは、便を柔らかくして便を出す働きがあります。マグネシウムの含まれているお水や食べ物を意識されるとよいですね。にがり、海の幸や ナッツ類に含まれています。

 

また、真水では体内に吸収できないので、天然塩をなめたり溶かしたり、電解質のお水、ミネラルが含まれているお水などが好ましいです。野菜のスープもお水、お味噌汁、カツオのだし汁もよいミネラルが入ったお水です。もちろん、フルーツもビタミン、ミネラルの入ったお水ですね。ご自分に必要な適量を摂るようにしてみましょう。

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食べ過ぎてはいませんか?

消化吸収は、食べたものを消化酵素という、ハサミ✂️を使って、食べだものをドロドロに細かくして、腸内粘膜から吸収させ…そして、肝臓は運ばれて残りかすが腸に残り便となります。便となるまでからだのエネルギーを使っています。たくさん食べれば食べるほど、消化酵素も使われますし。。栄養も使われる。

消化ばかりにエネルギーが使われ,身体を動かす事に、体を作る事に使われなくなります。もちろん腸を動かすのもエネルギーです。食べる量をご自分に見合っているか見直すことも大事ですね。

 

 

腸をあたためてあげよう!
 やはり冷えていると 腸の運動が低下します。下腹部が冷えやすい方は、腹巻で温めたり、内側からショウガ、シナモン、サンショウなどからだを芯を温めるスパイスもおすすめですね。漢方薬も合うものがあれば、おすすめです。おなかにお灸もおすすめです。簡単ですが腸を整えてくれるツボをご紹介!

 

中脘 お臍から指5本分、胃を温める
水分 お臍から指2本分、水分代謝を整える
天枢 お臍から指3本分、胃腸の機能を整える。お腹の張りにおすすめ。
関元 お臍から指4本分、丹田、冷え,むくみや尿トラブルにも、婦人科トラブルにも、下腹部を温めるツボ
 

 ほっとリラックスする事で腸は動きます。ホットタオル、小豆カイロ、玄米カイロで温めるのもよいですね。

同じことも書いておりますが、便秘のつぼの具体的な場所の図をいれています。

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腸もみ 腸マッサージ
 

外からの 指圧、刺激で腸がほぐれて腸が動いてくれます^^腸マッサージも優しくおすすめ。お好きなアロマの香りでストレス解消しながら、オイルでマッサージをしてみましょう。色々なやり方が載ってますよ!チネイザンもおすすめです。ただし、心地よく感じていることが大切☆


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グルテンカゼインの摂りすぎに注意(食物アレルギーに注意)
 

グルテンカゼインによって 腸粘膜があれ・・・いわゆる 遅延型のアレルギーが起こります。そして、荒れて穴の開いた腸粘膜から、有害な物質や未消化な物質が血液中に取り入れられ、様々な不定愁訴を起こします。腹痛や湿疹、うつ症状、倦怠感なども。添加物や果糖ブドウ糖の摂りすぎにも注意です。腸内細菌が悪玉に偏り,腸内環境が悪くなり便秘の元に。ほどほどに調整致しましょうね。

 

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腸内細菌をげんきにする

腸内細菌たちは食物繊維をエサに身体のエネルギーにもなるビタミンや酪酸、酢酸,プロピオン酸などを作ってくれます。また、腸内細菌のうちの酪酸菌や、プロピオン酸が免疫や長寿、腸の粘膜の修復などをサポートするものとして注目を浴びています。腸に炎症がある方や腸が弱い方、免疫、皮膚が弱いかたは、酪酸菌をとってみるとよいです。

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発酵食品もとおすすめ。美味しい良いお味噌、ぬか漬け、キムチ、漬物、納豆、醤油、テンペ、甘酒などなど。取り入れてみましょう!!一番良いお味噌は、ご自身やご家族で手作りしたお味噌♪自分の手で作るお味噌は、常在菌がたっぷり入るので、より体に合ったお味噌にしあがりますね。

 

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ストレスの解消法を積極的に

ストレスを受けると、腸内細菌が悪玉菌に加勢してしまい、腸内環境が悪くなってしまいます。ストレス環境を見直したり、ストレス解消法や、ストレス対応栄養、ビタミンやミネラルを,とってみます。ストレスに良い栄養素はは、ミネラル、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンAなどがおすすめです☆

 

 

 

  深呼吸をすること リラックスによって腸は動く
 

排便はリラックスしていないとでません!(闘争、逃走本能により、排便最中に敵におそわれでもしたら、逃げ遅れてしまいます…)

副交感神経が働くと腸も運動し便意が起こりやすくなります。つまり、ほっとリラックスするときですね^^こうゆう時間が作れるとよいですね。よく煙草を吸うと便意が起きやすい、起こりやすくなる、 コーヒーの香りを嗅ぐと便意が起きやすくなる・・・・これは、副交感神経が反射的に働いたことによります。ご自身の好きな香りで呼吸もおすすめ。すきな香りで癒されるのがミソです。

 

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便をスル時のスタイル
 

これはトイレに座る時、足の下に踏み台、箱などを置いて、すこし前のめりになった体制だと 便が出やすくなります。直腸の角度が変わるためだそうです。でも、やはり腹筋がないから便が出にくいという事もありますので、お腹を意識して姿勢保ってみましょう。

 

  腸の運動を元氣にするためのエネルギー産生(ATP)も必要です
 

そもそも腸を動かすのもエネルギーがいるのです。腸を動かせるように エネルギー産生、つまり代謝をアップを意識します。代謝をあげるには、細胞内のエネルギー産生のミトコンドリアを元氣にします。

まずは3大栄養素、糖分、タンパク質はご自身に見合った量をとろう!糖質が、一番エネルギーとして使われやすいのですので、炭水化物を程よく量をとり,ハチミツや黒糖、フルーツなどもとっていきましょう。

 

 

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あなたに合った便秘の原因と養生法を探してまいりましょう。毎回のお便りのチェックも忘れずに。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。リアクションを頂けると励みになります♪

 

 

便秘の原因編☆保存版

 

便秘…悩まされる人が多い症状。便は、体からの大きな便りとも言われています。あなたの腸が元気かどうか、確認できます。そして古くなった腸粘膜や、重金属や老廃物、毒素など不要なものも排出してくれる便。便をためるということは、重金属、老廃物・・・毒素も・・・もろもろ、身体にとどめているということです。

 

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便秘の種類

①直腸性便秘・・・肛門に近い部分に溜まり、便意があっても我慢したり、出先では恥ずかしくてできない人がなりやすい。

 

②弛緩性便秘・・・不規則な食生活、運動不足などで、大腸の筋肉が低下して便を肛門へ押し出す力が弱い。高齢者や運動不足の方に多い。ピーマン型としかんだ便がでる。

 

③痙攣性便秘・・・ストレスによるもの。蠕動運動が強まり、けいれんを起こしている状態。自律神経の乱れで腸管運動が強くなりすぎて、腸の所々がくびれて、便が押し出しにくくなる。便秘と下痢をくりかえすことも。腸に刺激を与えるものや、不溶性の食物繊維は、控えたほうがよい。コロコロしたウサギの糞状の便など毎回いろいろな便がでる、最初、うさぎや鹿のような糞のような小さな塊が出て、次いで普通の便、軟便などになる。ずっとうさぎの糞便で頑張ってもでにくい方もいる。

 

①~③は機能性便秘と呼ばれ、残便感や食欲不振、お腹の張りなどがあります。

これ以外に、治療中で薬を服用しており、その薬のせいでおこる便秘を薬剤性便秘といいます。さらに、なにか腸に異常があり血便、激痛、嘔吐などを伴う器質性便秘に分類されます。

 

 

 

便秘の原因

💩不規則な生活リズム

朝食を抜いたり、不規則に食事をしたり、夜寝る時間も不規則な生活だと、自律神経が乱れがちになって、蠕動運動がスムーズに行われず、便が押し出されにくくなります。

 

 

💩ストレス

ストレスによって交感神経を刺激し、排泄のための副交感神経のスイッチが入りにくくなってしまいます。

 

 

 

💩食物繊維を摂っていない

食物繊維は 便の量を増す材料です。食物繊維が少ないと、便の量が減り、腸の中に便が滞りやすくなります。しかしながら、痙攣性便秘の方は、不溶性食物繊維の摂りすぎは症状を悪化されることもあるので、りんご、寒天、海藻、コンニャクなどの水溶性の食物繊維を摂りましょう。

 

 

 

💩食べ物を噛む回数が少ない、もしくは食べ過ぎ

食べ物は消化吸収に時間がかかります。食べたものは約10時間以上かけて、排便となります。食べ物がお中に溜まりやすくなります。また 食べすぎによる消化酵素の浪費も関係があると思われます。

 

 

 

💩水分を摂っていない

便の7割は水分です。水分量が少ないと便が硬く排泄されにくくなります。また、油の極端な不足でもスムーズな排便が起こらなくなります。

 

 

💩腹筋がない、姿勢が悪い

姿勢が悪いと、内臓が圧迫され、腸が窮屈な状態になります。本来、腸は定められた位置があるのですが、そこからだんだんずれていき、腸の働きが鈍ってきます。また、猫背もよくありません。💦

女性の場合、子宮までもが圧迫されてしまって、生理痛なども引き起こします。

 

 

 

💩運動不足、冷え、代謝が落ちている・・・ホルモンバランスの乱れ

運動不足だと、腸の周りの腹筋、骨盤底筋群などの筋肉が良くなり、便の押し出す力も弱くなります。 また、冷えると腸管の動きもにぶります。更に、冷えはストレスにもなり交感神経を緊張させ、腸の運動を鈍らせます。女性は月経前のホルモン、プロゲステロンによっても溜め込む作用が強くなり、便秘になりやすくなります。

 

 

 

💩食べ物によって便ピする!!

実は、食べたものにもよります!!特に多いのが、小麦タンパクや乳たんぱくにそういう傾向が多いと思います。グルテンカゼインですね。

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💩肝臓がお疲れモード

食べ過ぎ―――と、関連します。また、肝臓から便をするっと出すのに必要な、胆汁も作られています。ですので、胆汁の生成が減ると便も出づらくなりますね。

肝臓の元気は、疲れもそうですが、便秘やコレステロール、解毒作用などにも繋がってきます。沈黙の臓器、大切たいせつ・・・・

 

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ちょと補足です。繊細さん、旅行にいくと・・・特に繊細さん、敏感さんは・・・・

旅行や環境の変化、ストレスがかかると 便秘・・便が出にくい・・・なんてありませんか?それは、ストレスによって交感神経が緊張して、腸管の運動を鈍らせるから。

逆に、ふーっと、リラックスすると、便が出る!!とかありません??

 

 

便秘でお悩みの敏感さんは・・とくにふーっと^^一息つける環境、タイミング、シチュエーションなどご自分でみつけてみましょう!!foodダイアリーや、生活日記をつけてみます。何を食べたとき、便秘する??どんなことがあったとき便秘した?などなど。細かくつけるのは、大変ですが、少しでも記録しておくと、自分のことが分かりますよね。

 

 

便秘の原因は 人それぞれ!!

 

ご自分のからだをしってこそ、便秘を改善に導けますね^^

まずは、便秘の原因編でした。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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漢方的視点で妊活  卵巣力アップは元気不足やストレスも大きく関係します

今回は妊活の記事を書こうと思います。不妊の物理的な原因もいろいろあるのですがその中の一つの卵巣の元気不足、卵子の質の問題について書いてみます。

 

 

高齢妊活は腎も問題があり

 

漢方的に考えると、気虚血虚気滞、脾、肝、腎の臓器の元気不足などが考えられます。妊活をされている方の中にもいろいろな年代の方がおられますので、年齢が高い方は腎虚傾向になっていると思います。

 

腎についてはこちらにも書いています。

holistickkoubou.hatenablog.com

 

腎はホルモンを蓄えているところで、高齢になるとこのホルモンのバランスの問題が大きくなってまいります。腎は老化が顕著に表れる臓器です。しかしながら、腎を直接的に元気にするのは結構難しいので、その周りにある臓器の肝や脾をげんきにしたり、気血水を適切に補う養生をしていきます。

 

元気がない気虚、脾気虚が根本原因です

 

卵子の質を良くしていく、元気な卵子を作っていくにはまずは卵巣が元気に働いていないといけませんね。卵巣の元気不足は気虚の状態です。卵巣が元気に働くとはどの臓器にも言えることですが、代謝をあげてあげることつまり、糖代謝を回してあげることになります。もっと言うと気虚(ひききょ)がベースにあります。虚弱体質で胃腸が弱く、低体重、体脂肪が少なく排卵がうまくいかない・・・というケースがみられます。脾胃を日ごろから整えること、元気にすることが大切になります。

 

 

気虚も問題に メンタル・自律神経の乱れに

気虚という、肝の臓器の元気不足も現代では多くなっています。肝気虚ですとメンタルに表れやすくなるので、そこから気の滞りを生みやすくなってしまいます。そして自律神経が乱れやすくなり、ホルモンバランスにも影響を与えてしまうことになります。

総合的にみて気虚の状態が大きいということです。

 

 

 

気の巡りの悪さも大いに影響します

それと同時に元気不足(気虚)の方に多いと思われますが、気滞(きたい)という気の巡りが悪い状態も卵巣力に影響します気滞精神症状もでやすい症状で、ストレス耐久性がない方、ストレスに弱い方、ストレスをため込みやすい方、発散ができていない方、我慢しやすい方、敏感さん、自律神経失調などのかたに多く見受けられます。

 

 

このような方は、ストレス反応に多くのエネルギーを使うので、卵巣や子宮などの生殖の臓器の働きが落ちてしまい、元気に機能しにくくなってしまいます。そもそも、生理の状態もよくない方もいるかもしれません。この方たちには、生理の状態をととのえたり、卵巣を元気するための気虚気滞の改善をレクチャーしてまいります。

 

生殖機能とストレス反応は切っても切れない関係性です。詳しくは記事にした詩と思います

 

ストレスはあるということは、交感神経も活性化してしまい、血管を縮めてしまうので子宮への血流がいかなくなり、子宮や卵巣が充分に働かなくなってしまいます。

 

 

 

漢方と天然のサポート食材と日々の生活の養生の合わせ技で体つくりをお伝えしていっています。妊活にはサポートする食材が大変必要になります。からだの代謝をまわしていくことが、妊娠する土台つくりになります。

 

 

過去記事にもかいておりますが、やはり糖代謝を回してあげることが元気な母体つくりの要です。糖はしっかりとりましょうね。この時期に糖質制限などしたらだめですよ。

holistickkoubou.hatenablog.com

 

次は、妊活パート2で子宮についても書いていきます。お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

陰虚をもっと詳しく 陰虚の種類!臓器別の陰虚

以前にもさらっと陰虚についてかいておりますが、正確にいうと陰虚(いんきょ)は、

血虚や傷津(津液不足、体内の水不足)など、潤いがなくなったところにさらに熱の症状が加わってくる状態です。血も津液(水)もどちらも陰のもので、身体を潤す働きがあります。

陰虚の状態は、熱があるのでより乾燥が進行するので、血虚よりもさらに乾燥の状態がひどくなるのが陰虚といわれる症状です。

では陰虚をみていきましょう!

 

 

①心陰虚(しんいんきょ)

血虚の状態にさらに熱の症状が強く出てきた状態です。

不眠、不安にプラスしてのぼせ、いらいら、口渇、イライラして眠れない、熱がある、といった状態にあります。

 

この時は熱を取る漢方に潤いや滋養する漢方薬を使います。よく使うのは黄蓮という熱をとって乾かす生薬がはいった漢方を使います。

 

 

 

②肺陰虚(はいいんきょ)

肺という臓器はもともと乾燥を嫌い、潤いを好む臓器です。外からの乾燥のダメージをもっとも受けるのは肺になります。

肺が陰虚になると、空咳や、声かれ、声が出ない、枯れるなどの症状がでます。

肺は外と接している臓器でもあるので、陰虚の状態ですと粘膜のバリア機能がおち、感染症などにかかりやすくなります

 

また、肺という臓器は大腸も司っているので便秘などの状態にも影響します。

そして、皮膚も肺の管轄であり皮膚は内臓の鏡でもあるので、もちろん皮膚トラブルも起こりやすくなります。

咳なのか皮膚に使うかで選ぶ漢方薬は変わってまいりますが、皮膚を潤し熱をさます漢方薬になります。皮膚トラブルには、枇杷の葉もおすすめです。



 

③肝陰虚(かんいんきょ)

血虚のすすんだ状態で、さらに熱の症状が強くなって熱が上部に火としてもえあがると、目の乾燥、ふらつき、めまい、動揺感などがでてきます。血圧の問題も陰虚を考えます。肝陰虚は中高年以降に起こりやすい症状でです。

血虚がすすむと陰虚の状態に移ります

 

 

④腎陰虚(じんいんきょ)

陰虚は肝腎陰虚とひとくくりで呼ばれるくらい、肝と密接な関係です。こちらもどちらかというと、老化現象であらわれやすい症状です。

足腰の弱り、ふらつき、痩せほそる、めまい、排尿の問題、不眠、腰痛、耳のもんだい、抜け毛・・などからだの多岐に渡ります。

老化現象をいかに緩めていくかが鍵となります。

 

 

⑤胃陰虚(いいんきょ)

胃に熱を持った状態です。胃が熱をもつと機能が異常に亢進します。その特徴的な症状は、異常な空腹感です。食べたばかりなのに、すぐお腹が空く・・・そんな感覚ありませんか?実際は機能が亢進しているだけで、お腹は空いていないので、食べるとかえって調子がわるくなったりします。しかも口の中も乾燥しているので、口内炎,歯周炎なども起こしやすくなります。

ドライマウスの人は胃陰虚を考えます。胃に熱を持っている状態です。胃の熱を冷ましうるいを与える漢方薬枇杷の葉もよいとされています。

 

陰虚証は舌を見れば、紅い傾向にあるので分かりやすいです。また痩せ細っている方は、陰虚の可能性もあります。過去記事にも舌について書いています。舌の特徴で陰虚も見つけられます。

 

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津液不足(水不足)と陰虚を混同しないようにして身体をみてまいりましょう。対応する漢方、養生も熱のあるないで、変わって参ります。

陰虚はとにかく熱を冷まして、潤すがキモですよ。

栄養素で考えると、ミネラル不足やコラーゲン不足とも考えられますね。

 

 

お読みくださりありがとうございました。