ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

東洋医学で考える 便秘の種類

便秘を大きく以下に分類して考えていきます。

各タイプにチェックが4個以上つくと、そのタイプを持っている可能性があります。

 

うんち・便のキャラクター

 

【元気不足な便秘】

基礎代謝が弱い

□基本的に胃腸が弱い

□内臓下垂気味

□下腹ぽっこり

□疲れやすい

□筋肉がない

□運動習慣がない

胃もたれしやすい

 

 

●氣が不足していて元気不足。胃腸が弱いのもあり、食べたものが消化吸収できていない可能性もあります。

 

 

 

 

【熱こもり便秘】


□便が硬くて、4~5日以上はでないのはあたりまえ。
□のぼせ、頭痛、肩こりがある
□喉がかわき、冷たいもを欲する
□赤いニキビがよくできる
□イライラしやすい、ストレスが溜まっている
口内炎ができやすい

□揚げ物、加工食品、お肉類、乳製品をよく食べる

□顔やからだが火照る

 

◆体に熱がこもったタイプで、

腸の水分が少なっている状態と考えます。

 

 

 

 

 

 

【腸冷え冷え便秘】


□便ははじめは硬いが、後から軟便になりやすい
□お腹が触ると冷たい
□手足がひえやすく、冬は苦手
□お腹が、しくしく痛むことがある
□温かいものを欲しがる
□尿が近い

 

◆お腹が冷えているタイプ。
 もともと冷えやすい方が多く、胃腸も弱い方に多い。

 

 

 

 

 

【潤い不足便秘】


□ウサギのうんちのようなポロポロうんち
□肌が乾燥しやすい
□唇の渇きが気になる
□手足が火照る
□経血量が少ないと感じる
□めまいや立ちくらみがある

□水分をあまりとらない

□ミネラルをあまりとらない

□油をとことん、カットしている

 

◆体内の潤いが少ないため、
 便が乾燥しているタイプと考えます。

 

 


【気の滞り便秘】


□環境がかわると、(旅行先などで)便秘になる

□会議のまえ、通勤途中でお腹が痛くなる
□残便感がある
□便秘と下痢を繰り返し、安定しない
□お腹が張ってくるしくなる
□イライラもするし、落ち込みもする、気分のムラがある
□わりと神経質な方

便意を我慢してしまう

□周りが気になり過敏症

□自宅のトイレでないと落ち着かない

 

◆気巡り=自律神経の乱れに伴って起こる便秘。
 

 

 

 

【食べ過ぎ、偏食便秘】

□食べ過ぎていると思う

□よく間食をする

□小麦粉、粉もの、パン類をよく食べる

□夜ごはんが遅め

□食事と食事の間隔が4時間以上空かない

□早食いである

□食物繊維をあまりとらない

 

 

●食滞といって食べ過ぎて、胃腸の働きが疲れていることによる便秘。腸の運動も弱くなっていることも。

 

 

 

 

 

いかがですか?
□チェックが多いところが、ご自分のタイプになります。しかし、一つとは限らなく、複数タイプを伏せもっている方もおられます。

 

 

便を腸に溜めておくことは、ご存じのとおり毒素を体内に溜めているようなもの。身体の毒度は、便、尿、汗で体外へ排出します。

その経路の一つが便で、おおきな割合を占めています。

 

 

お肌(皮膚)は内臓(腸)の鏡です!

便秘のないように、していきましょう。食物繊維も大切ですが、腸内への潤いも大切です。油(種)なども摂取してみましょう。

潤いといっても、水分の摂りすぎには注意です。

次の機会に タイプ別養生方も書きますね。