糖とエネルギー
エネルギー(ATP、気)は目に見えないけど、生命エネルギーであり、
歩く、走る、勉強する、呼吸する、考える、活動する、寝る、考える、
運動する、仕事する、家事をする、修復するなどのすべての生命活動に必要不可欠な
物質です。
寝ているときでさえ、エネルギーを消費しています。
そして、このエネルギーの材料が糖であり、
車で例えるとガゾリンにあたります。
このエネルギーの材料の糖がなくなると、からだ(アミノ酸や脂質)を分解してエネルギーを作り出す仕組みも備わっています。
糖のエネルギー生産工場は細胞の中のミトコンドリアにあります。
こちらの記事に書いております。
holistickkoubou.hatenablog.com
holistickkoubou.hatenablog.com
糖は、私たちの生命の維持にはとっても大切な栄養源なのです。
とっさのバカ力 逃げるか戦うか
私たち人間は、今でこそ・・・PCに向かって仕事する時代ですが、
はるか昔は、 生命を維持するために(存在するために)、狩り(仕事)をして、
エネルギー源を確保しなければなりませんでした。
狩りは、過酷です。頭も使い、身体も使い、逃げる、そして戦う、足腰を使う・・
身体が危険にさらされたときは、とっさのバカ力を出して逃げたりもします。
このとっさのバカ力が出るのは、
交感神経が興奮し、アドナリンがバシバシ出て、
血糖値も上昇⇧、素早くエネルギを作るために、
力がみなぎります。
この時、糖の格納庫である
背中の筋肉、腰回りの筋肉、
太もも、肝臓などから糖を使っています。
なので、筋肉がない人は糖の保存量が少ないわけです。
糖は筋肉にたくさんためておくことができ、咄嗟の時に使うことができます。
身体に糖が無くなる! という危機!コルチゾール
身体にためている糖が無くなったとき、
身体は危機を覚えます!
交感神経が高まり、アドレナリンがばしばし出ていると、糖を使います。
そして、糖はいつしか枯渇し、
糖が足りない!糖がない!体の危機だ!!と、
コルチゾールというストレス対応ホルモンを出すようになります。
急性のストレス対応ホルモン → アドレナリン
慢性のストレス対応ホルモン → コルチゾール
コルチゾールは、血糖値をあげたいけど体には糖がないため、
からだの構成成分のタンパク質や脂質を使い、エネルギーを確保します。
つまり、糖がなくなると自分の体を分解して、エネルギーを作り出すことをします。
いわゆる、からだが削がれるということ。
からだの構成成分を分解するのは、とても危険なことです。
キャパがある人であればなんとか対応はできますが、
痩せている方ではますます、痩せこけ、血管や臓器の働きも危ぶまれます。
血管も臓器もタンパク質でできているからです。
そして、この溶けだした脂質もまた体に悪影響を及ぼすことにもなります。
こういった理由から糖が大切なのです。
病態、症状がある人は、糖を断つことはやめてみましょうね。
ここでいう、糖とは甘いもの・・・ではなく、
からだのエネルギー源になりやすい、
単糖類、二糖類などを指します。
はちみつ、甘く熟れたフルーツ、ドライフルーツ、黒糖、甘酒などです。
お米は炭水化物で消化に時間がかかるので、消化機能が弱めの人は、
沢山摂らないようにしたほうが良いでしょう。
また、糖のエネルギー生産を邪魔するものの摂取も気を付けたいところです。
コチラにも書いております。
holistickkoubou.hatenablog.com
お読みくださりありがとうございました。