気血水
水とは?
東洋医学では、からだの中の水分のことを
水(すい)、津液(しんえき)と呼びます。
水とは
身体の6割は水分です。その水分を水、津液と呼びます。
体液以外に、消化液、リンパ液、唾液、汗、尿、コンドロイチン、ヒアルロン酸などもこの水に含まれます。
水の働き
水は、体の滑らかさや、体温調節に関係して生きていくうえで不可欠なものです。
そしてこの水は、真水ではなく電解質の水です。ミネラルや塩分が含まれている水です。
この体のお水が十分にないと、からだの機能がスムーズに行われません。
お水がないと、からだの代謝が滞ったり、巡りが悪くなってしまいます。
地球の海の割合と、からだのお水の割合は似ているともいわれています。
水は、血液とともに脈管内を循環して、脈管外にも染み出して組織、器官、臓腑を滋潤します。
血管内では、血液の重要な構成成分にもなります。
血と水を合わせて、陰液ともいいます。
水の多くの働きは、滋潤作用です。
皮膚、体毛、毛髪などの滋潤から、涙、唾液、その他の粘膜を潤し、
関節に至っては、動きを滑らかにする働きがあります。
水(津液)はどこからつくられる?
水は、口から入った飲み物や食べ物から、脾胃(胃腸)の働きによって作られます。
水も血と同様に、胃腸のはたらきによって作られるので、
脾胃の働きの状態はとても大切になります。
木に例えると根っこの部分になります。
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