ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

腎と腎臓のおはなし

今回は、腎と腎臓について書いてみます。

腎や腎臓は老化とより深い関係の臓器になります。

 

 

 

近年医学の進歩もあり、生活習慣やストレスの蓄積、運動不足などで腎臓を傷つけておられる方が多くいることがわかっています。

 

 

腎臓の働きは、全身ととてもネットワークが強く全身のケアは腎臓のケアにも繋がります。

 

 

腎臓は、一度悪くなるともとには戻らないと言われています。

そのため、腎臓のケア、例えば血流をよくする、活性酸素をたくさん増やさない・・などの日ごろのケアが大切になってまいります。

 

 

腎と腎臓という言葉を使ってきましたが、この記事では、

東洋医学でいうと、西洋医学での腎臓を使い分けていきます。

 

 

 

東洋医学でのは幅広い意味を持ちます。

腎臓はもちろん、泌尿器系、生殖器系、

精ホルモン、脳、脊髄、骨、歯などの意味合いを持ちます。

 

 

 

西洋医学の腎臓の働きには、以下の働きがあります。

 

 

 

その腎臓の働きがわるくなると・・・

等の症状が起こりやすくなります。

 

 

 

現在では血液検査で、

腎臓がどれだけ老廃物を排泄できるか、

腎臓のろ過量の能力を知ることもできます。

eGERと検索すると計算式などいろいろ出てきますよ。

 

 

腎臓は、ひとつの臓器で働きているわけではありません。

心臓や、胃、脳、膀胱、骨、ホルモンなどと、ネットワークを形成しながら働いています。

 

 

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東洋医学の腎、西洋医学の腎臓、どちらもともに加齢によって一番衰えや弱りが出てきやすいところです。

 

 

先ほどの腎臓のろ過量のeGFRもやはり加齢によって数値は下がり、ろ過量も少なくなってきます。

 

それぞれの年代に合わせたライフスタイルも大切になってきます。

 

 

 

腎臓の働きは血流量にも左右されます。

血流がよいと腎臓も元気です。

 

 

そしてその血液の質も大切。

血液もドロドロよりは、きれいな血液のほうが腎臓の負担が少なくて済みます。

 

 

腎臓は毛細血管の塊、毛細血管が毛玉のようになっている臓器です。

毛細血管は髪の毛より細い血管もあり、とてもデリケートな血管です。

 

 

 

 

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特に毛細血管にダメージを与えやすい、タバコやリン酸塩などの添加物は腎臓が弱い方は控えたほうがよさそうです。

 

 

もちろん、おタバコ吸ってても腎臓元気な人もいますので一概には悪いものとしては言えませんね。

 

 

 

ここからは、東洋の腎のお話になります。

先ほどと重複しますが腎の働きには

の働きがあります。東洋医学の腎は、腎臓の働きというよりも生命力、体を温めるパワー、からだの機能を表しています

 

 

 

 

腎の働きが弱かったり、衰えてくると、

 

の症状が現れやすくなります。

腎の働きは個人差も大きいところです。

また精神面では、恐怖心や、憂鬱感、鬱症状なども現れます。

 

 

 

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腎虚(腎が弱い状態)の時は、エネルギー(ATP)や気や精の生産が弱くなります。

なので全体的にエネルギー不足の状態になり、体の弱いところに支障がでやすくなります。

 

 

腎は人の生命活動の根本を支えているのです。

 

 

 

腎によいとされる養生法をあげてみました。

などです。

 

 

 

まとめ

西洋医学での腎臓も多臓器との連携をしているとあるように、東洋医学の腎も、肝や脾、肺、心との連携をとっています。

 

養生も脾胃(消化器系)をいたわり、十分な栄養素を摂ることだったり、肺で新鮮な酸素を体に入れてあげる、日光に当たる、

心や肝では、自律神経のバランスを整えたり、電磁波からの解放、解消、

血液の状態をよいものにする、巡りをよくする、代謝をあげてあげるなど、

日々の生活養生が腎に影響することが大きいと言えます。

 

腎の養生は、日々のからだつくりの積み重ねが大切だということですね^^