ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

食べているけど栄養不足の現代社会

このご時世で新型栄養失調という言葉が浸透してきています。

 

 

ご飯をしっかり食べているけれど、

実はからだの機能をあげたり、代謝をあげたりするための栄養が足りていないという事実。

 

 

特に、ストレス過多、運動不足、偏った食べ方、欧米食などの原因があり、その結果が生活習慣病であったり、アドレナルファティーグ、ブレインフォグ、脳疲労、リーキーガット、SIBO、皮膚疾患、集中力低下、更年期、うつ、パニックなど招きやすくなります。

 

 

身体に必要な栄養素は、小学校の給食の献立でもよく出てきていた、あの五大栄養素と言われているものになります。

 

糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が身体を構成してくれる、守ってくれる、身体を動かしてくれる大切な栄養素になります。

 

車でいう、

ガソリン=糖質(脂質)

エンジンオイル=ミネラル

ボディー=アミノ酸

 

といった感じでしょうか。

 

 

症状がなく、胃腸が丈夫で、エネルギーもそれなりにあり、住居環境、

人間関係においても良好で、毎日を活き活きと過ごしておられる方は、

 

バランスのとれた食事でよいかもしれません。

 

 

しかし。

現在、鬱っぽい、腸の調子が良くない、元気がない、皮膚トラブルを抱えている、

やる気が起きない、パニック症状などある、不眠を抱えている、ストレスを抱えている、更年期などなど不定愁訴もある。

 

といたような症状を抱えている方は、

 

バランスのよい食事では治療にはならないかもしれません。

 

 

オーソモレキュラー栄養療法とよばれる栄養療法も最近では認知度がでてきており、効果もしっかり出ているといわれています。

 

特に、精神疾患などにはナイアシン(ビタミンB3,ニコチン酸アミド)の補充でよい結果が出ているともいわれています。

 

代謝にかかわる症状には、ナイアシンの不足が挙げられています。

 

治療としての補充量は必要量の数倍以上を必要とされています。

 

 

 

どんな症状を治療するかによって、

より必要な栄養素は違ってまいります。

 

発達障害傾向にある方は、ビタミンB、D、ミネラルの不足傾向があげられますし、アレルギー、花粉症をお持ちの方だと、ビタミンD、A,ミネラルなどが挙げられます。

 

 

基本的に欠乏しやすいビタミンは、ビタミンD,やAです。

 

ビタミンBもかなり必要なビタミンですが、実は腸内で作られているビタミンなんですね。

 

ですので、腸粘膜の改善、腸内環境の改善、整えることをしてくことも大切です。実際には、

  • グルテンカゼインの除去
  • 腸粘膜の細胞を丈夫にする亜鉛を摂る
  • プレプロバイオティクス、ラクトフェリンを摂る(合うあわないの個人差はあります)
  • 粘膜の材料を摂る(アミノ酸、コラーゲン)
  • 発酵食品をとる、適量な食物繊維

 

などが腸粘膜、腸内環境を整えていくポイントです。

 

 

症状があり悩んでいる方は、栄養療法や腸内環境を整えることを意識されてみてください。

腸内の整え方はもまた次回かいてまいります。