病気病気じゃないけど
調子が悪い現代人の体に何が起きているのでしょう。
狩猟時代と現代の炎症の違い
昔の狩猟時代では短期的な炎症,怪我や感染による激しい発熱,嘔吐など
周りから見てすぐわかる症状が多かったのに対して、
現代の今では、長期的な炎症体内で延々とくすぶる症状が、
表に出ず少しずつ不調が進行するような炎症が多いとされています。
その長期的な炎症の背景には、生活様式の急激な変化によって
体内での活性酸素の発生が増えていることが原因と言われています。
例えば、現代人にとって古代人より
多すぎる摂取カロリー、アルコール、塩分、満腹感・・・・
少な過ぎる有酸素運、動睡眠時間、空腹感、食物繊維など
そして新しすぎる人工照明、デジタル機器、化学物質、デスクワーク仕事の様式等
これらは現代人にとっては目新しいものではないが、
人体レベルではまだ体が適応しきれておらず、むしろ有害な刺激として炎症反応を起こしてしまっていると言われています。
現代人の抱える問題
肥満、睡眠不足運動不足などが挙げられていますが、
肥満であれば内臓脂肪の組織に炎症が起きてそれが全身に広がって、
炎症を起こし、病気のリスクが高まると言われています。
睡眠不足であれば、心臓疾患、認知障害、肥満といった症状が関係しているといわれています。
睡眠が 6時間以下であれば、炎症や免疫反応に関する遺伝子の発現に影響が出たとされていて、
慢性の小さな炎症を抱えているこで、免疫を司るT細胞の機能の低下し腫瘍ができやすい免疫状態となっていくことが言われています。
加齢による免疫老化により内臓で起きる炎症
血管血液
炎症時には免疫細胞が炎症部位に集まり、生理活性物質が組織へ移る。
炎症と修復は血管リンパ管細胞がお互いに作用しあうことで働く。
しかしこの機能に異常が起こると、炎症の慢性化や組織の修復が不十分になり、組織の障害から炎症性疾患の原因になることがわかっています
心臓
心臓の老化は、酸化ストレスやミトコンドリアの機能異常細胞の増加や炎症が関与しています。
腎臓
加齢によって傷ついた組織を修復する際に、
リンパ球の活性化が起こり炎症が長引き、悪化する事が腎臓の機能の低下につながります。
肝臓
非アルコール性脂肪性肝炎(アルコール以外の糖質などで肝臓の機能が低下したり、炎症が起こる症状、はメタボリックシンドロームが肝臓に現れたものとされています。
近年は日本でも患者数が増加しており、一見太ってない人痩せた人でも非アルコール性脂肪肝炎の人が多いとされています。
小腸
現代の9割は腸漏れ、リーキーガット症候群を起こしていると言われています。
腸漏れとは、腸壁の粘膜に微細な穴が開き腸内細菌や未消化の栄養素、毒素腐敗物やガス等が体の中に漏れ出てしまう状態であり、
本来腸内にあるはずのこれらが漏れて血液中に入り込んでしまうことで身体の各部でじわじわと炎症起こして不調の原因となってしまいます。
holistickkoubou.hatenablog.com
小さな火種を家を日々の生活で消していくことが大切です
小さなぼやを消せる体作りや、ボヤを起こすもの極力取らない食生活や、
運動などを心がけていくことが大切です。
まずは、週3回程度のウォーキングでも充分。
昔の狩猟時代のような生活には戻れませんが、新しすぎる現代の便利なものから少し時間をおくことも大事だとされています。
小さなボヤを消す体作りは、今後もブログでちょこちょこ配信していこうと思っています。
まずは睡眠環境を整えるからはじめてみましょう。
周りに電化製品や電磁波を発生するようなスマホやパソコンなど近くにおかないような睡眠環境を作って質の良い睡眠を目指していきましょう。
また、ボヤや火種を消すサポートをしてくれる栄養素、ハーブ、生薬では、
田七人参や、マリアアザミ、亜鉛、セレン、タウリン、鶏血藤などや、抗酸化作用のあるもの、からだの代謝をあげるような栄養素も摂るようにするのもよいとされています。
お読みくださりありがとうございました。
こちらの記事もあわせてどうぞ