ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

【気血水】血って?

 

血とは

 栄養や酸素を含む血液の意味以外に、

精神を滋養する、
からだを潤す、

 


という働きも持っています。

 



 

その血がからだに十分に足りていない状態を血虚(けっきょ)といいます。

 

血液検査で鉄分が少ないので貧血といわれたから、血虚というわけではありません。

貧血の要素も含みますが、 

 

血の絶対量が足りていない事、

血を作り出すちからがたりず、結果不足しがち、

栄養やホルモンが少ないこと、

 

などが血虚という状態と考えます。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

血はメンタルや感情にの安定にもかかわります

 
 
 

 

東洋医学の血は、広い意味をもっています。

 

血は、精神安定にもかかわっており

血がたくあると精神も安定しやすく

血が不足すれば精神不安、メンタルが落ちやすい、不安定になりやすい傾向にあります。

 

 

産後のマタニティーブルーはまさにこの血の不足からです。

赤ちゃんに与える、お乳の原料は血ですので、お乳をあげていると自ずとお母さんは

、血不足になりやすいのです。

 

 

この症状もすべての人に出るわけではありません。

血不足になりやすい傾向の方が、おられるという事です。

 

 

また、うつ症状、パニック傾向、不安神経症・・なども血不足が根本にあります。

 

さらには、お肌トラブルになり、お肌の再生がうまくいかない方も、血不足の可能性がります。

 

 

特に女性は、血でてきているといわれています。

月経のある女性は、血を失いやすいので、血の補充が必要な方もいます。

 

血は自分の身体でつくります。このつくることがそもそも弱い方もおられます。

そういった方は、血を補う意識も必要です。

 

 

 

 

 
 
 

血は食べたものを材料につくられます

 
 
 
 
 
 
 
 
 

血は、栄養素にあたります。

5大栄養素などとあるように、糖質、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素にあたります。

これらは、血液中にふくまれていますね。

 

 

血は、脾胃(消化器系)で作られます。

 

ですので、脾胃が弱っている方(脾虚)の方は、血をつくるのが弱い傾向にあります。

漢方薬補血薬という、血を補うものがありますが、消化器系が元氣不足なかたは、少し負担がかかりやすく、胃が重いような症状もあるかもしれません。

 

 

そんなときは、少量をゆっくりとっていきます。

 

まずは、胃腸、脾胃、消化器系を元氣にしてあげる事からです。

 

そして、良く噛んで食べましょう。

 

血は、からだの臓器、筋肉、髪の毛、お肌、酵素、ホルモン、骨、粘膜、皮膚などをつくる材料です。

これがないと、からだが元氣に作りこめません。

 

そして月経不順も起こしやすくなります。

 

脾胃を元氣にしながら、血をしっかり補う、作り出せるようにすることは、こころとからだの健康を保つことにつながります。

 

 

 

 

 

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