【気血水】
気とは目に見えない生命エネルギー
私たちが生きていくうえで、重要な活力源となります。目には見えませんが、健康を保つ、代謝を保つ、体温を保つため、免疫を保つため、自律神経を調節する・・・などの様々な働きを担っています。
気は目には見えないけど、車でいうところのエンジンであったり、身体でいうところのATP(エネルギ通貨、熱)のようなもので、私たちが動く、歩く、走る、寝る、消化する、考える、運動する、話す、排泄する、食べたものをエネルギーに変える、コミュニケーションを摂る、掃除する、仕事する、症状を治す、自然治癒力・・・あらゆる活動が気にたよっているのです。
ですので気とは私たちにとっての生命エネルギーということになり、とても大切になってきます。
気はどこから作られるの?
氣は、食事からの栄養分や呼吸から取り込まれます。氣は呼吸や食養生などでしっかり作りこむことができるわけです。また気の作られる場所は脾(消化器系)や肺なのでその臓器のケアも大切になってきます。
氣の不調
気の量が不足している、機能が低下している状態です。
気虚の原因は、
- もともと気をつくる力が少ない(脾が弱い)、
- 栄養が足りない、
- 病気、過労、ストレスによるもの
などです。
気虚の症状は、
- 息切れ
- 疲れやすい
- 食欲不振、胃腸機能の低下
- 冷えやすい
- メンタルが不安定
- 月経の不調、生理が頻回に起こる、不正出血、無月経など
- やる気がない、うつ症状
- めまい
- 汗がだらだらでる
- 免疫低下
- やる気がない
- 低体温
などがあげられます。
もっと詳しく、気虚や養生のことはこちらの記事へ
holistickkoubou.hatenablog.com
気滞(きたい)・・気の流れの滞り
もう一つは、気滞です。文字の通り、気の流れが滞っている状態。巡っていない状態です。本来、気はスムーズにめぐっていることが、元氣であったり、いきいきと過ごせたり、自律神経も整っている状態になります。
その巡りが滞るので、様々なトラブルを引き起こします。
気滞の原因は、
- 物理的なストレス
- 栄養不足
- 精神的なストレス
- 不規則な生活
- 運動不足
などです。
気滞の症状では、
- 痛みが生じる
- おなかや胸などの張り
- 胸苦しい
- イライラ、情緒不安、メンタルの不安定、うつ症状
- 生理不順
- 不眠
などです。
気滞の仲間で、気逆(きぎゃく)というものがあり、気の流れがが逆行している状態で、これも気の巡りが悪い状態です。胃の気の流れは通常は上ら下、食べたものが口から食道を通り胃に落ちるようなながれですが、異常をきたすと下から上に逆流します。
症状は、
- げっぷ
- 吐気
- せき
- 頭痛
- 胃のむかつき
- のぼせ
などがあります。
気滞についての詳細、養生はこちらの記事へ
holistickkoubou.hatenablog.com
お読みいただきありがとうございました。