ホリスティックな漢方工房の日記

からだの不調(症状)はこころ(感情)の声 

【気血水】 気ってなに?

 

 

【気血水】

 
 
 
 
 

東洋医学では、からだの状態をみるものさしとしてのひとつに、気血水という考え方があります。元気な身体をつくる3つの要素のことをさします。

 
 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

気とは目に見えない生命エネルギー

 
 
 

 

 

私たちが生きていくうえで、重要な活力源となります。目には見えませんが、健康を保つ、代謝を保つ、体温を保つため、免疫を保つため、自律神経を調節する・・・などの様々な働きを担っています。

 

 

気は目には見えないけど、車でいうところのエンジンであったり、身体でいうところのATP(エネルギ通貨、熱)のようなもので、私たちが動く、歩く、走る、寝る、消化する、考える、運動する、話す、排泄する、食べたものをエネルギーに変える、コミュニケーションを摂る、掃除する、仕事する、症状を治す、自然治癒力・・・あらゆる活動が気にたよっているのです。

 

ですので気とは私たちにとっての生命エネルギーということになり、とても大切になってきます。

 

 

 

 

気はどこから作られるの?

氣は、食事からの栄養分や呼吸から取り込まれます。氣は呼吸や食養生などでしっかり作りこむことができるわけです。また気の作られる場所は脾(消化器系)や肺なのでその臓器のケアも大切になってきます。

 

 
 
 
 
 

氣の不調

 
 
 

気虚(ききょ)・・気の不足

 
 
 
気の量が不足している、機能が低下している状態です。
 
気虚の原因は、
  • もともと気をつくる力が少ない(脾が弱い)、
  • 栄養が足りない、
  • 病気、過労、ストレスによるもの

などです。

気虚の症状は、
  • 息切れ
  • 疲れやすい
  • 食欲不振、胃腸機能の低下
  • 冷えやすい
  • メンタルが不安定
  • 月経の不調、生理が頻回に起こる、不正出血、無月経など
  • やる気がない、うつ症状
  • めまい
  • 汗がだらだらでる
  • 免疫低下
  • やる気がない
  • 低体温

などがあげられます。

 

もっと詳しく、気虚や養生のことはこちらの記事へ

 

holistickkoubou.hatenablog.com

 

 
 
 

 

気滞(きたい)・・気の巡りが滞っている

 
 

気滞(きたい)・・気の流れの滞り
もう一つは、気滞です。文字の通り、気の流れが滞っている状態。巡っていない状態です。本来、気はスムーズにめぐっていることが、元氣であったり、いきいきと過ごせたり、自律神経も整っている状態になります。
その巡りが滞るので、様々なトラブルを引き起こします。
 
気滞の原因は、
  • 物理的なストレス
  • 栄養不足
  • 精神的なストレス
  • 不規則な生活
  • 運動不足

などです。

気滞の症状では、

  • 痛みが生じる
  • おなかや胸などの張り
  • 胸苦しい
  • イライラ、情緒不安、メンタルの不安定、うつ症状
  • 生理不順
  • 不眠

などです。

気滞の仲間で、気逆(きぎゃく)というものがあり、気の流れがが逆行している状態で、これも気の巡りが悪い状態です。胃の気の流れは通常は上ら下、食べたものが口から食道を通り胃に落ちるようなながれですが、異常をきたすと下から上に逆流します。

症状は、

  • げっぷ
  • 吐気
  • せき
  • 頭痛
  • 胃のむかつき
  • のぼせ

などがあります。

 

 

気滞についての詳細、養生はこちらの記事へ

 

holistickkoubou.hatenablog.com

 

 

お読みいただきありがとうございました。